2024 年 2 月 8 日に開催された、日本化粧品技術者会(以下、SCCJ)の第61回SCCJセミナー「乳化 -化粧品の最新乳化技術がもたらす無限の可能性-」において、当社の山内研究員が「乳化技術に対する粘土鉱物の効果-ピッカリング乳化原料としての可能性-」のタイトルで講演しました。
SCCJは、化粧品の研究開発から製造販売に携わる技術者への情報提供と交流を目的とした学術団体です。当団体では主に化粧品技術者向けに、より良い化粧品を開発するために必要な最新の技術情報を提供するため、さまざまなセミナーを開催しております。
第61回のセミナーでは、化粧品の幅広いカテゴリーにおいて重要な技術である、「乳化」がテーマに取り上げられました。
乳化とは、水と油のように本来は混ざり合わないものが均一に混ざり合う現象のことで、化粧品では乳液やクリームなどで広く活用されています。
化粧品の乳化には界面活性剤が使われるのが一般的ですが、本セミナーでは界面活性剤を使用せず乳化させる「ピッカリングエマルション」に粘土鉱物を使用する技術を紹介いたしました。
ピッカリングエマルションについては、以下のトピックスでもご紹介しております。
ピッカリングエマルションとは-界面活性剤乳化に代わる技術
今後も粘土鉱物の可能性や当社の技術を発信し、産業の発展に貢献してまいります。
●講演の様子