鋳物工場で発生する集塵ダストは、その多くが産業廃棄物として最終処分場に埋め立て廃棄されています。
しかし昨今、新規の処分場建設が地域との共生の中で計画延期や見直しになることもあり、処分地の確保が困難になってきています。ごみの中でも鋳物工場から発生する集塵ダストは、その量も多く、処分場の埋め立て完了予定を早める要因の一つともいわれています。
鋳物工場から発生する集塵ダストを再生処理工場へ回し、路盤材やセメント原料としての再利用が進められていますが、集塵ダストに含まれる重金属が処理場での受け入れ時点で溶出する事が懸念され、特にフッ素の溶出への対策が主たる課題になっております。人の健康を保護し、生活環境を保全する上で維持されることが望ましい基準として定められた「土壌環境基準」の第46号では、土壌から地下水へのフッ素溶出濃度が0.8mg/L以下をクリアすることが求められています。
集塵ダストから溶出されるフッ素をはじめとする各重金属を抑制できれば、集塵ダストの再利用化も定着し、持続可能なリサイクル資源として活用されることで、最終処分場の延命にもつながります。当社の体系化した現場管理技術を通じて、鋳物工場のゼロエミッション化に向けた改善にも取り組んでおります。
鉱さいの調査・溶出試験
添加材の添加量毎の溶出試験
配合決定
※試験費用は別途御見積にて
鉱さいとクニフォースECの
混錬方法検討
プラントにて混錬試験
溶出試験
配合実施後、
処分の再開
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製品名 | 成分(単位%) | 外観 | かさ比重(g/ml) | As(ヒ素)(㎎-As/L) |
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クニフォースADK-1 | Al2O3(13.07) CaO(58.11) MgO(0.19) SO3(28.17) Fe2O3(0.07) |
白色粉体 | 0.70~0.85 | 0.01以下 (原子吸光光度法) |
製品名 | 成分 | 粉末度残分(600μm) | 粉末度残分(150μm) | 酸化カルシウム(CaO) |
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クニフォースEC | 水酸化カルシウムを 主体とする原料 |
全通 | 5%以下 | 71.0%以上 |